2011-01-01から1年間の記事一覧

群発地震とは

地震活動の一種。ある一定の震源域において、断続的に地震が多発するものである。 主に火山活動・プレートの移動(マグマの移動)が発生の要因である。噴火の直前はかなりの数の地震が起きる。群発地震に関しては、とくに「本震」・「余震」といった区別はさ…

関東地震とは

相模トラフを震源とするプレート境界型地震である。200年以上の周期で繰り返し発生していると考えられている。明確に記録に残っているのは1703年の元禄関東地震と1923年の大正関東地震の2例のみである。関東では相模湾(相模トラフ)プレート境界を震源とす…

震源は、地震(岩石の破壊)の発生した

地下の場所を意味する。震央(後述)とは異なる。岩石の破壊は震源となる場所一か所で起こるものではないので、岩石の破壊が最初に発生した場所を震源と言い、岩石が破壊した領域を震源域(しんげんいき、hypocentral region、focal region)と呼ぶ。震源域…

地震学とは

地震の発生機構、およびそれに伴う諸事象を解明する学問である。広義では地震計に記録される波形を扱う様々な研究を含む。地震の発生は、日本・アメリカ合衆国西海岸・南米・インドネシアなどの環太平洋地域と地中海沿岸などに集中しており、他の地域ではほ…

地震動とは

地震によって発生する揺れのこと。地震の揺れを振動として捉えた、あるいは工学的に見た概念であり、波動として捉えたり、物理学的に見た場合は地震波と呼ぶ。一般的には地震動自体も「地震」と呼ぶことが多い。地震動は連続的な動きではなく、短い周期で動…

免震は

構造設計(とくに建築構造)の概念であり、地震力を抑制することによって構造物の破壊を防止することを意味する。これと比較すべき概念としてまず挙げられるのが耐震である。耐震は、地震力を受けても破壊しないという意味であり、構造的に頑丈であること・…

「極めて近き時代まで地殻運動を

繰り返した断層であり、今後もなお活動するべき可能性のある断層」を特に活断層(かつだんそう、active fault)という[1]。ここでいう「極めて近き時代」とは新生代第四紀を指す。狭義には、「過去数十万年」を指す場合もあるが、これは多くの場合、活断層の…

地震は、地球表面の地殻の内部で

固く密着している岩盤同士が、断層と呼ばれる破壊面を境目にして、急激にずれ動くこと。これによって地震動と呼ばれる大きな地面の振動が引き起こされ、一般的にはこちらも「地震」と呼ぶ。地質現象(地質活動)の一種。地震に対して、地殻が非常にゆっくり…

岩盤内部の一点から破壊が始まり

急激に岩盤がずれて歪みを解放し始めることである。破壊が始まった一点が震源であり、破壊されてずれた部分が断層となる。このずれた部分は、地震波を解析する段階では便宜的に平面(断層面または破壊面と呼ぶ)と仮定し、断層面の向き(走向)や断層面の鉛…

大きく3種類に分けられる。

後に、節ごとに詳しく説明する。呼び方はそれぞれ複数ある。プレート同士の境界部分で発生する地震(「プレート間地震」、「プレート境界型地震」、「海溝型地震」) 海溝型地震、衝突型境界で起こる地震、発散型境界で起こる地震、トランスフォーム断層で起…

例として、スマトラ島沖地震 (2004年)や

日本付近では2003年9月に発生した十勝沖地震(Mw8.3、最大震度6弱)や、近い将来の発生が指摘されている東海地震が例として挙げられ、東南海・南海沖の南海トラフ、宮城県沖や三陸沖の日本海溝、根室沖などの千島海溝でも発生する。関東大震災の原因となった…

このようなタイプの地震を

海洋プレート内地震あるいはプレート内地震と呼ぶ。単にプレート内地震と呼ぶときはほとんどの場合このタイプを指し、大陸プレート内地震は含まれない。海溝を経て大陸プレートの下にもぐりこんだ海洋プレートは、マントルの中を沈み込んでいる途中で割れた…

徐々に明らかになっているが

地盤や岩盤に溜まった応力の解放を促している引き金が何であるかはほとんどが謎のままになっていて、はっきりとした特定はなされておらず、様々な説が展開されている。この引き金に関しては、相関性の比較により統計学的に相関を見出すことは可能であるが、…

主にS波だが、レイリー波、ラブ波、P波も

振幅や周期によっては被害を引き起こすような揺れとなる。地震波/地震動の周期が、被害を受ける構造物(あるいは構造物の固有振動)と関係していることは、地震工学や建築工学においては重要であり広く知られているが、一般的な知識としてはあまり浸透してい…

一連の地震の活動のなかには

大きく分けて、ひずみの蓄積、前駆的地震活動、静穏化(空白域の形成もその一種)、前震、本震、余震などがある。このサイクルには規則性があると考えられており、観測によって現在どのような活動に当たる時期かを知ることで、地震予知に役立てようという動…

完全になくすことはできないが

事前に備えておけば被害を大幅に小さくすることは可能であり、地震による災害を人災とする考え方もある。この“努力と事前対策により、想定される被害を可能な限り減らす”「減災」という考え方を広めようという運動が2008年頃から行なわれている。大規模な地…

海震

海震とは、水中・水上において観測される地震動のこと。海上の船舶において観測される事は珍しくない。地震動は、各種の地震波によって引き起こされる。このうち、S波や表面波は固体中しか伝播しないために、水中・水上では観測されない。P波は疎密波である…

地震の年表は

地球上で起こった主な地震の記録である。基本的に地震の名称と共に被災した地域や被害の規模を列挙しているが、特に名称がない地震や名称が分からない地震については代わりに震源地を記載している。地名は全て現在のものを用いており、年月日や時間は全て現…

越後地震 - M 6.5〜7.0、死者多数。

1510年9月21日 摂津・河内地震 - M 6.5〜7.0、死者多数。余震が2か月あまり続く。 1586年1月18日 天正大地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震) - M 7.8〜8.1、死者多数。飛騨・越中などで山崩れ多発、白川郷で民家数百軒が埋まる。内ヶ島氏、帰雲城…

父島近海で地震

M 7.6、震源の深さ104km、小笠原で震度3。 7月1日〜8月18日 新島・神津島・三宅島近海で地震 - M 6.5が2回(7月1、30日)、M 6.3が1回(7月15日)、最大震度 6弱の地震を6回観測(7月1、9、15、30日に各1回、8月18日に2回)、死者1人。約1ヶ月後に三宅島が噴…

山西、代県地震 - M 7.5、死者5,310人。

11世紀 1038年1月9日 山西、忻州地震 - M 7.3、死者3万2,300人。 12世紀 1143年 寧夏回族自治区、銀川地震 13世紀 1290年 直隸(河北省)、渤海地震 - 死者10万人。 14世紀 1303年9月17日 山西、洪洞・趙城地震 - M 8.0、死者20万人(47万5,800人とも)。 13…

中国、新疆ウイグル自治区で地震

M 6.8。死者263人以上。 2006年11月15日 千島列島沖地震 - M 8.3、ロシア極東地域や北海道の一部に津波警報。 2007年1月13日 千島列島沖地震 - M 8.1、北海道・東北地方で最大震度 3、北海道や太平洋の沿岸地域で津波観測。 2008年5月12日 中国、四川大地震 …

紀元前31年9月2日 イスラエルで地震。

526年5月29日 トルコのアンタキヤ(アンティオケイア)で地震と津波、死者25万人以上。 856年12月22日 イランのダムガンで地震、死者20万人。 893年 3月23日 イランのアルダビールで地震、死者15万人。 インド、ウダイプールで地震、死者約18万人。 11世紀 1…

紀元前226年 ギリシャ、ロードス島で地震。

港口にあった巨像が倒壊する。 63年2月5日 イタリア、カンパニア州で地震 155年 ギリシャ東部ロードス島、ロードス市(BC407年建設)全滅 365年 クレタ島の地震で東地中海の全域で津波による壊滅的被害[8]。 856年 ギリシャ、コリントスで地震 - 死者約4万5,…

南北アメリカ南北アメリカ・近代以前16世紀

1575年12月16日 チリで地震 - M 9.0[要出典]〜9.5?。 1586年7月10日 ペルーで地震 - Mw 9.0?、死者不明、津波の高さはリマで26m、内陸10kmまで浸入。三陸の陸前海岸でも津波を観測。 17世紀 1687年10月20日 ペルーで地震 - M 7.6〜8.2、死者5,000人?、津波が…

防災の日は、日本の記念日である。

「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし、毎年9月1日を中心として「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事」が実施さ…

避難訓練は

個人または集団で行われる災害を想定した訓練のことで、日本では9月1日(防災の日)に行われることが多い。避難訓練は、避難経路を覚え、災害時のパニック状態を抑制し、いざという時の手順を覚える為に行われる訓練である。主に学校、会社や公共施設で行わ…

長く太い帯雲が下のほうにあり

空に長く残るときは近く(その雲の直角線上または延長上)で地震。 長く太い帯雲が高くにあり、空に長く残るときは遠くの方(その雲の直角線上または延長上)で地震。 龍のような巻き雲(竜巻とは違う)がまっすぐ立ち上るときは、すぐに(比較的強い)地震…

長く太い帯雲が下のほうにあり

空に長く残るときは近く(その雲の直角線上または延長上)で地震。 長く太い帯雲が高くにあり、空に長く残るときは遠くの方(その雲の直角線上または延長上)で地震。 龍のような巻き雲(竜巻とは違う)がまっすぐ立ち上るときは、すぐに(比較的強い)地震…

巨大地震は

地震の中でとくに規模が大きなものを指す言葉である。学術用語ではないが、日本地震学会の発表や各種教科書・論文でもしばしば使われる表現である。また地震の大きさを端的に表す言葉であるためか、マスメディアも積極的に使用している。一般的にはマグニチ…